運営を整えるノート / 04
介護ソフトのデモで何を確かめる?操作と回答を残す質問リスト
介護ソフトの説明を聞いて「便利そう」と感じても、実際に使う職員が迷わず操作できるかは、別に確かめたいところです。説明会が終わってから「修正の方法を聞いていなかった」「必要な機能は別料金だった」と気づかないよう、質問と確認結果を一緒に残しましょう。
この記事では、デモの前・当日・終了後に分けて、確認の進め方を整理します。価格を同じ条件で比べる準備は、介護ソフトの見積で確認したい項目をご覧ください。ここでは、画面で何を試し、何を持ち帰るかに絞ります。
1.最初に、試したい仕事を一つ決める
機能を全部見ようとすると、普段困っている作業を確認する時間が足りなくなります。まずは「一覧から必要な記録を探し、入力内容を修正して、確認する担当者へ渡す」など、一つの仕事の流れを選びます。これは検証用の例で、特定の事業所の実話ではありません。
日常的に使う担当者にも、どこで迷いやすいかを聞いておきます。参加が難しければ、質問だけ先に預かりましょう。確認する端末、必要な画面、最後に取り出したい帳票をメモしておくと、デモの目的が伝わります。
| デモ前の準備 | 自分たちの記入欄 |
|---|---|
| 今回確かめる仕事 | |
| いま迷う・手戻りになる箇所 | |
| 試す担当の役割/端末 | |
| 最後に確認したい画面・出力 |
2.「できますか」の次に「見せてもらえますか」を添える
説明者の操作を見るだけで終わらず、可能なら自分たちでも試せるか相談します。試用ができない場合は、その場で説明者に操作してもらい、どの画面を経由するかを確認します。実際の利用者情報や職員情報を持ち込まず、提供元が用意した検証用データを使う方法を先に確認してください。
| 場面 | そのまま使える質問例 |
|---|---|
| 探す | 担当者や日付で絞り込む操作を見せてもらえますか。見つからないときはどこを確認しますか。 |
| 入力・修正 | 入力途中で中断した場合の扱いと、入力後に誤りを直す手順を見せてもらえますか。 |
| 確認する | 入力担当と確認担当で、見える範囲や操作できる範囲をどう分けますか。変更の履歴はどこで確認しますか。 |
| 取り出す | 必要な項目を、どの形式で出力できますか。追加の設定や費用はありますか。 |
| 困ったとき | 操作が止まったときの問い合わせ先と、対応してもらえる時間・範囲を教えてください。 |
ここに挙げた機能が、すべての製品に備わっているという意味ではありません。「できる・できない」だけでなく、必要なプラン、設定、担当者の権限も回答に添えてもらいます。
3.回答と、自分で確認したことを分けて残す
「説明を聞いた」と「操作して確認した」を同じ印にしないことが大切です。回答が「対応予定」なら、いま使える機能の欄には入れず、予定として別に記録します。デモの端末や設定が実際の利用予定と違う場合も残してください。
| 確認したいこと | 回答・条件 | 確認状況 | 残る質問/担当・回答予定 |
|---|---|---|---|
| 操作確認/画面で確認/説明のみ/未確認 | |||
| 操作確認/画面で確認/説明のみ/未確認 |
表の上に、製品名・プラン・デモ日・利用した端末を書いておきます。説明資料があるときは、その名称と日付も残します。画面を撮影・録画したい場合は、事前に相手へ可否を確認しましょう。
4.終了時は、未確認の質問を次の行動へ変える
その場で結論を急がず、残った質問、回答してもらう方法、いつまでに回答が必要かを整理します。見積に影響する条件は、回答を受けて見積書にも反映されているかを確かめます。
短時間のデモで、実際の業務時間が何時間減るかまで断定する必要はありません。「この操作は試せた」「ここは追加確認が必要」と分けられれば、次の比較に使えます。機能の多さだけでなく、使う担当者が必要な仕事を進められるかを確認していきましょう。
参考:厚生労働省「介護ソフトを選定・導入する際のポイント集」の本文8ページでは、デモ・試用への対応、操作のしやすさ、問い合わせや研修等が確認項目として示されています。本記事の質問文・表は独自に作成しました。2026年11月1日確認。